○○商法
2017年 04月 19日
「仮面舞踏会」
で、ある。
仮面舞踏会のレコードが発売されるにあたり、それぞれB面収録曲の異なる3パターンが発売された。初回限定出荷版は、ピンク・グリーン・イエローのカラーレコード仕様でしかもオリジナルピンナップ付きという、バージョン違いの購買意欲をそそる内容となっている。こういうのを俗に、「アイドル商法」と呼ぶらしいが、近年では握手券が封入されたCDが社会問題を引き起こす事態となった「AKB商法」という言葉のほうが、広く認知されているところ。
こういうこと↓↓↓
注)これはわたしの私物です(笑)
少年隊のイメージカラーといえば、
ニッキ=赤
ヒガシ=黒
かっちゃん=黄色
という、ジャニーズ少年隊時代に出演した明治チョコレートで確立したものがあったはずなんだけど、レコードのカラーは、特別にメンバーを意識したものではないらしい。
レコードのサイズ、EP版とLP版があるわけだが、これら2つのサイズ感というのはジャケットデザインするにあたって、この上なく秀逸らしい。学生時代に「広告概論」という授業でお世話になった、広告クリエイターの先生がよく言っていた。
正方形というのは写真が収めやすく、しかも様々なかたちでファンを、あっ!と言わせる特典が付け易いのだとか。ジャケットと同化させたポスターやピンナップを仕込んだり、ちょっと大き目のシールを封入して購入満足度を上げたりと、デザインする上での「遊び心」をたくさん詰め込むことが出きたらしい。
そういえば、What's your name?のレコードジャケットは写真集になっていた。あれにはびっくり。
私はレコードを知らない最初の世代のほうだから、少年隊のファンになって初めて実物のレコードを手にしたとき、1枚のジャケットに様々な遊び心を発見して、初めて恩師の語っていたことを実際に感じることが出来たのだった。
そんなアナログな「レコード」の時代は終わり時代は1990年代に入ってコンパクト、デジタル化へ突入。
もしや忍者って、ジャニーズ事務所で初めてCDしか発売されないアーティストだったのでは?「レコードデビュー」ではなく、「CDデビュー」という言葉が始めて使用されたアーティスト。ではなかろうか。
今ではすっかり懐かしい存在となった8cmCD。ただでさえ小さくスリムなのに、出始めた当初はもっと小さくして、下のほうをパキンと折って折りたたんでいたんだよなぁ。実際、折りたたむことを前提としたCDジャケットのデザインもあったりして。
とにかく、何でも小さいことが良いことという時代に突入したことは間違いないと思う。今現在8cmCDが無くなってしまったと言う事は、もしかして先に上げたような「デザイン性の難」という壁も少なからず影響したのかもしれない。小さいことは必ずしもいいことばかりではないのだ。実際、極限まで小さくなった携帯電話だって、スマートフォンが主流になってから少しして、若干大型化している。
長きに渡るバックダンサー時代を経て、忍びの者なのに日向へ出ることになった忍者(笑)
デビュー曲の「お祭り忍者」は、「水雲SINGLE」「陽炎SINGLE」の、カップリング曲が異なる2種が発売された。
と、言うのは以前のブログでも書いて、少年隊がカップリング曲に参加しているという「水雲SINGLE」のほうを、少年隊がクレジットされてるんだからいいのよ!と、自分を無理やり正当化して買ってしまった訳だけれども・・・
実際に手にしたCDを裏返してみて、カップリング曲が異なるだけでない、2枚買わせようとしている別の理由を知ることとなる。
おや?!
3人足りない・・・
裏ジャケットが欠けている。しかも、中に封入されていた折り畳み6面仕様のミニピンナップ?的なものの集合写真も、3人足りない欠けてる仕様。他の3人は陽炎の術で、バージョン違いのもう一方へお隠れになっておられる模様。
こういうの見せられると、購買意欲が掻き立てられるのよね。凝り性だから(苦笑)
パーツが欠けていると、どこかやはりしっくりこない。弁当食べようと思って箸持ってきたのに、1本しか無かったとか、お気に入りの靴下だったのに左足が行方不明。みたいな違和感感じまくりのモヤモヤが消えない。
これって、もう一方も買わないと「お祭り忍者」買ったことにならんのか?!買えばほんとにメンバーコンプリートできるのかい?と、またもや自分で自分に激しい突っ込みを入れつつ・・・
今、私の目の前にある景色。
結局買ったのかよw
ええ、買いましたとも。(開き直る)
あぁ、壮観。8cmCDでコンパクトなのに、それでも壮観(笑)
その昔、セーラー服と機関銃の主人公、星泉は、機関銃をブッ放して
カ・イ・カ・ン
と言って果てたが
私は今
目の前にある<心の愛人・忍者に>
ソ・ウ・カ・ン
を、感じまくりでどうにかなりそうwww
27年遅れて日本コロムビアに踊らされるも、中古購入のため全く意味なし。なんでこの2枚、オリコンチャート別集計したんだろう?当時のコロムビアと言ったら(今もだけど)主力は演歌歌謡曲。そもそも「アイドル商法」について熟知していなくて、2枚同時別バージョンリリースというのは、ファンサービス的な意味合いで考えていたのか・・・。
それにしても、この「ジャンルの違うイケメン、集めました!」と、言わんばかりの美形揃い。うっとりする。
でも、やっぱり
私の好みが、1人もいない(笑)
by nikky-nyakky | 2017-04-19 10:06 | 錦織一清